現実はかなり辛いものです。医療の発達で人はなかなか死ねなくなりました。こちらもヘルプマンを読むことでわかるのです。
現実を真正面で受け止めなければならない介護の現場に入所した百太郎といっしょに、読者も様々な介護の実態を知っていきます。
親のボケを家族はどう受け止めますか?といった問いかけを自分自身のこととして考えさせられてしまいます。在宅介護はもう他人事ではなく、身近にあるものだと。また、介護虐待の闇に迫った話では、リアルに親の「世話」が「虐待」に変わる瞬間が描かれています。いままで自分の世話をしてくれていた親が変わってしまった時、私達にはそれを受け止める準備はできているでしょうか?と問いかけられているようです。
また、ケアマネージャーとなった「仁」は介護の現実を知ることになります。介護保険制度のキーマンであるケアマネージャーですが、現場だけでは変えられない現実を知った仁は、ケアマネージャーとしてもっと大きく介護を変えようと転職します。
しかし、そこには新たな介護制度の問題が山積みされていたのです。
「介護サービス」は、介護する側の論理で出来ているという実態。仁がケアマネとして見つめた介護企業では、利用者の気持ちを無視した、ビジネスとしての介護があったのです。
介護保険が始まれば営業しなくてもお客が押し寄せてくる、発展はしても衰退することのないビッグビジネスとかんがえられました。いずれ日本は世界一の老人大国になるから、老人介護は不況を救う唯一の未来産業なんだと・・・。
現在老人ホームは介護保険制度の下の経営ということで「保険料」で成り立っています。この作品内では初期、介護保険導入前ということで「措置費」で経営は成り立っていました。
>> ちょっとしたコツで短期間で合格!【介護福祉士らくらく合格勉強法】
>> 問題集1冊で14日間で介護福祉士筆記試験に合格♪ ⇒ まずはコチラをご覧ください